ウツで社会からも組織からもドロップアウトした
こんにちは、はまるおじです。
HAMARU合同会社の代表をしています。
僕は以前、社長とエンジニア両方ともに頑張りすぎて、メンタルを壊した経験があります。
詳しくは以下の記事に書いています。
HAMARUを作った理由と、人生のどん底から救われた話
結果、大好きなプログラミングも、自分達で作った会社も放り出してしまいます。
人生を突っ走り過ぎたせいもあったのでしょうか。
これから何をしたら良いのか、まったくわからなくなり、人生のどん底を経験しました。
今後の人生で「やらないこと」を決める
僕はたまたまHAMARUを作るという道がハッキリ見えて、うつから抜けることができました。
そもそも、メンタルを壊した大きな原因は明らかでした。
好きじゃないことを無理してやったからです。
以前のような環境に戻ったら、また同じように無理してしまう…
と直感めいたものがありました。
同じ間違いを繰り返さないためには、今後は 「やらないこと」 を決める。
そうやって生きていく必要があると考えました。
イヤなことや苦手なことから距離をとる重要性
僕の場合は、プログラミングや開発全般は大好きで、何時間やっていても苦ではありません。
しかし、組織のマネジメントや経営はまったく興味が湧かず、キライでした。
キライだけどこなすことはできたので、やってしまっていたのです。
どうやら自分は、
キライなことでも努力でなんとかこなせる、その代わりメンタルが自覚なく大きく削られる。
タイプだったようです。
無自覚だったことが大きな災いでした。
1人でフリーランスとして生きていく
以前はチームで働くことが当たり前で、多いときは100人以上のチームの責任あるポジションを任されることもあり、ひょんなことから仲間と会社を作って社長を経験したり…
そういったポジションはまた自分のメンタルをハードに削ってしまう。
だから組織に属することは、マイルールで 「やらないこと」 にしました。
もちろん、誰かを雇用したりもせず。
「もう組織に属さない。1人でやる」と覚悟を決めたとき、心がスッとした事を覚えています。
今は妻と2人だけの、小さい合同会社という形態でやっていますが、作るのは僕1人。
組織ではなく、普通の家族として日々暮らしています。
IT業界はうつ病が多い
IT業界は、うつ病が多いことで知られています。
そういう事情もあり、以前の僕と似たような苦しみや悩みを抱えている人もきっといる。
自分自身、大それた事を発信できるほどの力はないのですが、とある事をきっかけに
うつで苦しむ開発者の光になりたい
と考えるようになりました。
僕の働き方がテレビ取材され、誰かの力になれることに気づく
1人でやる覚悟を決め、フリーランスとして活動していた頃…
テレビ東京のWBS(ワールドビジネスサテライト)で、僕の働き方がTVで紹介されたことがあります。
勃発!フリーランス争奪戦|テレ東BIZ(テレビ東京ビジネスオンデマンド)
[WBS] フリーランス争奪戦!稼ぐスターの「二毛作」 - LOVELY-LOVELY.NET
この時は自分をすべてさらけ出す勇気がなく、うつ病のどん底から這い上がった話はあまりできず、マイルドな表現になっていました。
それでも、放映後にネットで共感のコメントなどを見て、心を大きく動かされました。
苦労や失敗をさらけ出せば、同じ悩みを持つ人のヒントになる
自分の苦労や失敗した経験を恥ずかしがらず、もっとさらけ出していけば、同じように悩んでいる人の助けになるかもしれない。
もしくは、僕のような失敗をする前に、穴に気づけるかもしれない。
メンタルを壊して、社会や組織からドロップアウトしても、身の置き方を変えればまた活躍できる。
という姿を、同じような悩みでもがいている人に伝えたい。
頑張って、ムリして組織の中に戻らなくても、楽しく開発して世の中に価値を届けられる。
そんなロールモデルの1人になって、同じ悩みを持つ人の光になりたい。
だから僕は、組織に属さず1人でどこまでやれるか挑戦しています
やりたくないことを最小化して、やりたい事は最大化する
そんな ワガママな働き方改革 を、楽しみながら、時にはもがきながら続けています。
以前の僕と同じ悩みでもがいている人が、生き方を取り戻すヒントになるかもしれないと信じて。